Fish Arrow

Fish Arrow

20th ANNIVERSARY 2000-2020

日本で初めてビッグベイトを生み出し、
そのブームに火をつけたフィッシュアロー。

今から20年前、ビッグベイトといえばアメリカ製ルアーしか存在しなかった時代に、国内で初めてのビッグベイト「モンスタージャック」を世に送り出したのがフィッシュアローだった。
当時はビッグベイトに用いるロッドもフリッピングロッドや雷魚用ロッドを流用するしかなかったため、日本初のビッグベイト専用ロッドである「モンスタークィーン」を製作。

モノづくりに妥協を許さないクラフトマンシップによる精巧なディティールや完成度の高さがバスアングラーの心をつかみ、国内におけるビッグベイトブームの礎を築き上げた。

試行錯誤を重ねて生まれた至高の逸品。
「モンスタージャック」開発秘話。

国内でビッグベイトブームの
火付け役となった
「モンスタージャック」。

未知の領域であったビッグベイトの可能性を誰よりも信じ夢中になっていた松本猛司は、ソフトベイトと異なりハードベイトは魚を引き寄せる力に長けていることを知っていた。しかしハードベイトは水中においては魚に見切られてしまう可能性が非常に高い。

その問題を解消するため、水面直下に狙いを定めて素材に高浮力のウッドを採用。構造はジョイント式のデザインにすることで、コトコトとウッドがぶつかる独特のサウンドも発生させた。テールにはソフトマテリアルを採用することでハードベイトでありながらナチュラルなアクションと強い引き波を出すことに成功。サイズについては、当時7cmぐらいのルアーが多い中、破格の18cmに設定。それらはすべて日本初となる画期的な試みだったが、開発段階では関係者筋から「釣れるはずがない」「魚のカタチをした高価な置物」などの厳しい批判も浴びたという。

モンスタージャック ファーストプロト

モンスタージャックが流行した後、
メガバスの伊東 由樹氏とのコラボモデル「IT Jack」

ところが、試行錯誤を重ねて商品化にこぎつけた最終モデルは、それらの批判を覆すような“爆釣できる"日本でかつてないビッグベイトに仕上がっていた。そこに数多くのトッププロ達が興味を示し、モンスタージャックで釣果を上げてくれたため、専門誌で毎月のように「モンスタージャック」の文字が踊ることに。結果的に発売から数ヶ月後には生産が追いつかないほどの爆発的なヒット商品となった。


■松本猛司プロフィール

1996年〜 業界大手のフィッシングメーカー「ザウルス」に入社。
個性を磨くためビッグベイトに目覚め、その魅力に心を奪われる。
2000年〜 「ザウルス」退社後、「フィッシュアロー」を創設。日本で初めてのビッグベイト「モンスタークィーン」「モンスタージャック」など数多くのビッグベイトルアーを生み出す。
2005年〜 サンテレビ制作のフィッシング番組「The Hit」にレギュラー出演。数々のMOVIE配信も手がけ、2007年から始まった「ザ・ストロングパワーベイト」はvol.146回にも及ぶ。
2009年〜 日本初のアルミホイル入りリアルベイトの「フラッシュJ」を開発する。
2020年 「フィッシュアロー」創設から20周年を迎え、トップメーカーとの各種コラボレーションモデルを開発・販売する。

「モンスタージャック」の誕生から20年。
フィッシュアローのクラフトマンシップに
業界トップのメーカーが花を添えてくれた。

量産性を無視したと言ってもいい複雑な作りのモンスタージャックは、一品一品が熟練の技によるこだわりのハンドメイド。着色については国内屈指のペインター・三倉治氏が担当。

そのリアルな造形や動きに魅了されたバスアングラーが続出し、ネットオークションで高値がつくほど入手困難になった。のちにビッグベイトだけでなく多岐にわたるモデルが展開され続けるが、すべてのラインナップが世界最高水準のクオリティを誇るといっても過言ではない。

そして今年「モンスタージャック」の誕生から20周年という節目に、現在のトップを走るメーカー、DRT、レイドジャパン、フロッグプロダクツ、ツララ、リブレがフィッシュアローを祝福し、花を添えてくれた。

DRT 白川氏からのメッセージ

DRT 白川氏からのメッセージ

日本のビッグベイトルーツ"MonsterJack"がリリースされてから20年、バサーに愛され夢を与え続けたルアーとしてあまりにも有名なビッグベイト。フィッシュアロー20周年ということで何か協力できないか?という話を白川が呉さんからいただき、うちは問屋さんとの繋がりが無いし...という感じで渋っていたが、この伝説のルアーは自分も過去にお世話になったという経緯も含めて改造に興味が沸いた、当初はウッドでカスタムという案も出ていたけど自分の思うアクションを精度良く表現するならプラバージョンでやってみたいと思った。

まだコラボレーションの返事は出さず(出せず)某量販店にてプラのモンジャをカスタムベースとしてこっそり購入し早速解体改造してみるも全然ダメな方向へ...思った以上に浮力があり当初描いていたアクションは諦めた。それから数日後、松本さんに連絡を入れて透明ブランクを入手、ウェイト位置などをじっくり観察してたら急にアイデアが湧き改造。あまりにも良いアクションになったためヤバいと思い隠していたが関係者に見つかりボロン(笑)松本さんへ報告、プロトタイプでいきなり好釣果が出たという一報が入る。

これは本格的にコラボしないとヤバい状況になり事が進む、ウェイト位置変更やVテール取り付けなどで金型改造もやっていただいた。こだわったのはリーリングからの急ブレーキそしてクルン!となり急角度で表層へ向かうライズアップアクション、ライズアップするビッグベイトは今までにもあったけどフワ〜っと表層へ向かう、というよりこの動作をもっとスピードアップさせることができればと思っていた、クルン!からの急浮上これが大事。ウェイト位置の都合でスローリトリーブレスポンスは悪いけどミディアムリトリーブ〜ただ巻くだけで若干チドリながらナチュラルに泳ぐ。そしてクルン!これはマジでヤバいルアーに仕上がってしまった。リップ未接着の為取り外してI字も可能。

アクションは動画でチェックしてみてください!松本さんによる実釣動画はyotube/lurenewsTVにて公開中。講釈が長々と続きましたが本当良いルアーができたと思います。フィッシュアローさん20周年おめでとうございます㊗

株式会社 DRT
代表取締役

白川 友也

COLLABORATION MODELコラボレーション限定モデル

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